しゃーぷんずゆーあっぷ

BABYMETALアメリカ旅行記 鉄道でサクラメントへ

10/12 3日目だが正確には徹夜したので2日目の延長戦みたいな気分。ホステルに帰った後、洗濯・乾燥していたら夜の3時になり、5時から絶対に外せない用事があったので結局起きたままでいることにした。用事が終わった後、朝食の時間まで暇なので朝のサンタモニカをペニーで走ることに。人も少ないので普通の道や横断歩道もペニーのまま移動した。アメリカは歩道が基本コンクリートで平らに舗装されているので日本より走りやすい。音もガコガコ鳴らない。

 

サンタモニカビーチは浮浪者の泊まり場になっているらしく、何人も砂浜の上で寝袋で寝ていた。昼の光景とは全く違ってびっくりした。f:id:frisk_metal:20191129064434p:image

 

この日はユニオンステーションからサクラメントに向かって「アムトラック」という鉄道に乗って移動する予定。世界史で出てきたアメリカ大陸横断鉄道のやつ。中でも自分が今回乗車する予定のCoast Starlight号は海沿いを走る路線で、景色が最高に良いとの評判なので楽しみ。f:id:frisk_metal:20191129072357j:image

 

ホステルに戻って朝食を食べた後ホステルを出発。なかなか良いところだった。f:id:frisk_metal:20191129064652p:image

 

メトロでユニオンステーションへ。LAのメトロでは飲食禁止なので注意。水飲むだけでもダメ。f:id:frisk_metal:20191129064739j:image

 

途中寝てないのでウトウトしてしまい、帽子が後ろの席のとこに落ちておじさんに当たった。けど怒られなかったのでセーフ。やさしい人でつくづくよかった。

 

アムトラック

ユニオンステーションはなんかの映画の舞台にもなったらしく、雰囲気が良い。アムトラック乗る人しか座れない厳かな重厚感のある椅子でウトウトしながら列車を待つ。f:id:frisk_metal:20191129064814j:image

 

列車の時間が近付くとホームへ行く。列車の入り口でチケットを見せて黄色の紙を受け取りそこに書かれた座席に座る仕組み。f:id:frisk_metal:20191129064836j:image

 

めっちゃゆっくりのスピードでホームに入ってくる列車。f:id:frisk_metal:20191129065157p:image

 

座席は到着した時に撮ったけどこんな感じ。f:id:frisk_metal:20191129074357j:image

 

列車の中の一つにはラウンジカーという列車があり、景色を見るための作りになっていて窓がいっぱいある。左側の座席だと海が綺麗に見えるらしいので、左側の座席に座って今回の旅行の目的の一つでもあった景色を待つ。

 

しばらくは普通の場所を走行していたが、そのうち海岸線沿いに差し掛かる。すると本当にすぐ目の前に海が出てきて、あ、ここなんだなってすぐわかる。海に本当に近い。めちゃくちゃ近い。そのうち当然のように海の中走るんじゃないかってくらい近い。この良さを動画で伝えたかった。f:id:frisk_metal:20191129073231j:image
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海でサーフィンを楽しむ人、泳いでいる人がいっぱいいた。こっちに向かって手を振ってくる人もいた。観てるだけで楽しい気分になる。キャンピングカー、セカンドカーが道端にずら〜っと並んでいる。ここにも車社会のアメリカを感じる。めちゃくちゃ綺麗な景色だった。f:id:frisk_metal:20191129072418p:image

 

海岸線沿いの景色も終わり、満足したので自分の座席に戻ったらここで重大なミスを二つ犯していることに気づく。

1、スマホの充電器をホステルに忘れている。

2、車内でたべようと買った食料を重厚な椅子に置き忘れている。

 

スマホの充電器を忘れたのが本当に痛かった。そのせいで明日の15:00までは今残っている充電だけで持たせないといけないのでスマホがさわれない。なので極力見ないようにする。

 

でもこれが逆によかった。スマホAmazonプライムの動画とか、電子書籍をいっぱいダウンロードしていたものが全て見れなくなったので、ひと昔前のスマホがない時代に戻ったように、外の景色や車内の雰囲気、読書にすべて時間を使うことができた。

 

やることもないので車内を観察。ラウンジカーの中にはいろんな人がいた。1人で景色見てる人、赤ワイン飲んでる人、他のお客さんとの会話を楽しむ人、読書する人、イヤホンで音楽聴きながら編み物に没頭する人、写真撮りまくる人、電話している人。f:id:frisk_metal:20191129073159j:image

 

一度自分の席に戻る時にスマホ、クレカ、パスポート類が入った大事な袋をラウンジカーに忘れていったけど、親切な人がわざわざ追いかけて届けてくれた。注意力が徹夜の影響で著しく低下しているのを実感してやばいと思うと同時に、この電車の中の治安の良さを感じた。

 

ノートに日記を書いているとアメリカのおじさんが簡単な英語で話しかけてきた。どうやら自分が日本人ってわかったみたい。(奥の白い服の人)f:id:frisk_metal:20191129073457j:image

 

カンザスシティに住んでいて、シアトル、シカゴを周るそう。三人の仲間で電車旅を楽しんでいるらしい。昔、岩手の盛岡の交換留学生だったらしく、そこで日本人に良くしてもらったので声をかけたのだという。こんな映画みたいなことあるのかよ!って思いながら、下手くそな英語でなんとかコミュニケーションをとる。めっちゃゆっくり英語喋っても聞き取ってくれたので、なんとか会話することができた。最後には握手もした。f:id:frisk_metal:20191129074202j:image

 

暗くなってきて景色も全く見えなくなってきたので、自分の座席に戻る。サクラメントまで寝たり起きたりを繰り返していた。

 

夜は車内アナウンスするとうるさいので、一人一人サクラメントに到着したと声かけてくれた。f:id:frisk_metal:20191129074615p:image

 

時間にして約14時間、長いようで短かった。いやでも普通に長かった。実質スマホなしで10時間以上もの時間を過ごしたのは初めてかもしれない。でも良い経験をすることができたし、なにより景色が最高だった。f:id:frisk_metal:20191130213413p:image