しゃーぷんずゆーあっぷ

BABYMETALアメリカ旅行記 Aftershock Festival

10/13 アムトラックサクラメントに到着する予定の時間は23:59。めっちゃ電車が遅れることで有名な路線&フェスの真っ最中なのでホステルが空いていなかった、という理由でこの日の宿はとっていなかったけれど、不幸なことにキッチリ定刻通りに到着する。なので宿無しで真夜中の駅に放り出されて4日目がスタート。f:id:frisk_metal:20191130213607p:image

 

とりあえずサクラメントの駅の中のベンチで横になって眠ろうとする。他にも自分以外に同じように横になる浮浪者っぽい人が3、4人ほど。このまま室内で夜明けまでゆっくりするか〜って思っていたところ、駅の係員がやってきて駅を閉めるらしくて外に締め出される。f:id:frisk_metal:20191130213637j:image

 

寒い。めちゃくちゃ寒い。そりゃロサンゼルスから北に進んでいるのだから当たり前だけど寒い。荷物を最小限にしたかったので短パンしか持っていないのがきつかった。足から冷えてくる。しばらくは駅の外にあるベンチで座ってたけど寒すぎる。駅は朝の4時から開くとのこと。この最悪の状況を予想してサンタモニカのホステルでマクドナルドの場所を調べておいたので、そこで時間を潰すことにした。f:id:frisk_metal:20191130214545j:image

 

徒歩で55分かかるらしいけどペニー持ってるし、時間も余ってるので出発。サクラメントの初めて見る街並みを夜中だけど駆け抜けていく。カッコつけて今書いてるけどそん時は結構怖かった。クラブっぽいとこに集まる集団、全く人のいない公園、住宅街。そんでしばらくちゃんとした睡眠をとっていないのでフラフラ。f:id:frisk_metal:20191130214446p:image

 

途中のにあったガソリンスタンドのショップでiPhoneの充電器も購入しておく。f:id:frisk_metal:20191130214226p:image

 

結構時間かかってやっと目的地のマクドナルドが見えてくる。やっと座ってゆっくりできる!って思ったのも束の間、近づいていくにつれてわかったけどまさかの深夜はドライブスルーだけの店舗。目の前に明るい座席があるのに入れない辛さ。このときは本当につらかった。旅行中で1番つらかった。

 

悲しんでても寒いのは寒いので、来る途中で見つけたまだやっているハンバーガー屋さんに行ってみる。夜中の1時くらいなのにめちゃくちゃ繁盛していた。f:id:frisk_metal:20191130214242p:image

 

当然だけど観光客っぽい人はいないので、場違いかなぁとビクビクしながらもバーガーとドリンクを注文。普通にめちゃくちゃ美味しかった。アメリカあるあるのドリンクが飲み放題なので、いろんな飲み物飲みながらしばらく休憩する。f:id:frisk_metal:20191130214248p:image

 

ハンバーガー屋もそろそろ閉まるらしく休憩できて体力がちょっと戻ったのでハンバーガー屋から出発して、きた道をたどりまた駅に戻る。片手にドリンクを持ってアメリカのドラマっぽくカッコつけながらペニーで走ったけど、別に得意ではないのでコケそうになってドリンクを何回かこぼしそうになる。真夜中で人がいなくてよかった。f:id:frisk_metal:20191130214305j:image

 

4時になってやっと駅の中に入れた。めちゃくちゃ暖かい。ありがてぇ。歯磨きしたあと、横になって眠ったけど1時間くらいしたら係員の人に起こされる。寝ぼけてて何言ってるかわからなかったけど、たぶん始発の電車が来たことを教えてくれていたのだと思う。ほかのみんなも起こされてた。もうここら辺になってくると、しばらく顔を見てたせいかベンチで横になってるみんなとの仲間意識がほんの少しだけ芽生える。従業員の人が何処かに行ったのを確認してからまた横になる。f:id:frisk_metal:20191130213618j:image

 

気づいたら朝の8:00になってた。服だけ着替えてから荷物を預けにいくためにホステルへ行く。昨夜あんだけペニーでサクラメント中を走り回ったので、ペニーも上達してきて早く到着した。f:id:frisk_metal:20191130224426p:image

 

ホステルについて、スタッフの人に荷物を預けたい旨を伝えると、ついでに朝ごはんとシャワーしてっても良いよ!って言ってくれた!!本当にありがたかった。めっちゃ感謝した。オートミールにヨーグルトかけたやつと、パンとマフィンとバナナをありがたく食べた。シャワーも使わせてもらった。ありがたい。食事中に携帯も充電したので、さっそくアフターショックの会場のディスカバリーパークへ。f:id:frisk_metal:20191130224534j:image

 

アフターショックフェスティバルへ

Googleマップではホステルから徒歩で40分程度と書いてあった。いけそうな距離だか、経験から40分は大体1時間かかるし、ライブ前に歩くとめっちゃ疲れるからバスで行くことに。バス停でバスを待ってると日本人っぽい方が同じバス停に。話しかけたいけど、もしかしたらアジア系アメリカ人の方で英語しか話せないという可能性があってしばらくチキる。けど話しかけたら同じベビメタ見に行く人だったので会場まで一緒に行った。アメリカ終わったらすぐBiSHのライブ行くらしい。すごE。

 

会場に着いた時、人がまだらでこじんまりとしたフェスだなぁって言う印象だった。でもそれは間違いだった。f:id:frisk_metal:20191130224914j:image

 

BABYMETALまで時間に余裕があったので、とりあえずブースをいろいろ回ってみる。フェスには企業がマーケティングの類で必ず無料の品物を配っているのでそれを探す。金がないので。見つけたのはモンスターのブース。二階建てのブースになっていて、一階でモンスターをもらって二階からライブを見ながらモンスターを楽しむことができる。日本にないモンスターも配っていたのでそれをもらうことに。ちょっと酸味が強めで美味しかった。f:id:frisk_metal:20191130225013j:image

 

飲み切らないとブースから出られないので、がぶ飲みして飲みきって外に出る。ZIPPOのブースがあった。ガラガラの抽選を回すと景品がもらえて、10分の1でvipチケットにアップグレードしてくれるという太っ腹。めっちゃしたかったけど条件がsnsのどれかでアカウントをいいねするらしく、ポケットWi-Fiないので撃沈。思わぬ弊害がでた。めっちゃしたかった。

 

いろいろ回ってると緑色のブースというかゾーンを発見。21歳以上が入れるらしく、IDをみんな入り口で確認される。近くを歩くと中からただよう独特な匂い。ベニスビーチの近くと一緒の匂いがした。あ、、、これたぶん大麻だ、、、。すごいなアメリカ…フェスでマリファナキメちゃうのか…。(ちなみにカリフォルニア州マリファナが合法)幸か不幸かまだ入れない年齢だったのでここは入らなかった。f:id:frisk_metal:20191130225132p:image

 

サングラスもらえるところもあったのでサングラスかけて、近くの芝生で音楽を聴きながら横になる。f:id:frisk_metal:20191130225237j:image

 

連日の睡眠不足もあって気づいたら1時間くらい寝ていた。BABYMETAL前のちょうどいい時間帯になったのでステージに行くと結構な人!当たり前だけどみんなでかい!!前が見えない!!さすがアメリカ〜と思いながら出番を待つ。f:id:frisk_metal:20191130225327j:image

 

BABYMETALが始まるといっせいにみんなの腕があがる。見えない!!!身長がアジア人なのが恨めしい!!!

最初のメギツネはみんな大人しかったけど、2曲目のElevator Girlくらいからみんなノリノリになってくる。アメリカの人っていうことでみんなノリが良い。サークル広がってるとこに行こうとしたけどみんな身体大きくてなかなか行けない。アメリパリピノリノリお兄さんがサークルに行こうとしてたので、後ろにくっついて一緒に行った。

 

ここからはずっと最後まで楽しかった。それと同時にすごかった。サークルに入って3秒くらいですぐに掛けてたサングラスが吹っ飛ばされてやべぇってなる。身体がぶつかった時の衝撃が一つ一つ重い。Elevator Girlのサビで踊ろうとしたけど、すぐ吹っ飛ばされた。曲の途中で外の方に飛ばされても、外側の人がみんな中に押し戻すのでまた戻ってゴリゴリゴリゴリ。休む暇がなくてまじで無酸素運動みたいな感じだった。

 

Road of Resistanceでは曲の最後に向けてサーフをしだす人がどんどん増えていく。自分は今までやったことがなく、ちょっとやってみたい気もするけど迷惑かなぁと躊躇しつつも、みんなパワーあってむきむきの人たちだしアメリカだからいっか!って事でやってもらった。「Up! Up!」って体格がめちゃくちゃよく、サーフを上げまくってる人に声かけてあげてもらった。謎の力で浮いてるみたいな感じと開放感が凄かった。一瞬だったけどすっごい楽しかった!

 

アメリカの人しかいない会場でもめちゃくちゃ盛り上がっていたので、BABYMETALすごーってなった。

 

激しくて楽しい一瞬が終わるとのどがめちゃくちゃ乾く。モンスターのブースに行って飲もうとしたけど、まあみんな同じ考えの人ばっかりで超長蛇の列。アメリカの人も死んだ顔して並んでた。会場ではタバコなり、アイコスなり、やばい草なりを吸っている人がめちゃめちゃ多いので、乾いた喉に煙がささってきつい。酒!タバコ!音楽!たまに大麻!って感じのフェスだった。f:id:frisk_metal:20191130225715j:image

 

やっとの事で入ってさっきとは違う赤いやつをもらう。この時に飲んだモンスターが今までの人生の中で1番美味しかった。二階に行ってchevelleを聞きながら飲んでいた。ずっと二階にいると隣に来た人が話しかけてくれた。その人は東京ドームのベビメタを見たらしく、Tシャツを見て話しかけてくれた。アメリカはファンタのオレンジしか売ってなくて、日本で売ってたファンタのメロンソーダが大好きって言ってた。f:id:frisk_metal:20191130225605j:image

 

そんなこんなで時間が過ぎ、kornが始まる頃にはすごい人だかりがステージ前に集まっていた。自分がいたところは人も少ないし二階なのでタバコやその他の煙もなくて綺麗な空気だったので良いところから観れたと思う。隣にいた小さい男の子もノリノリだった。みんな乗る曲では二階が揺れてちょっとビビった。時間の関係でtoolは聴けなかったけど、登場したときの歓声がものすごかった。f:id:frisk_metal:20191130225744j:image

 

歩いてホステルに帰り部屋に戻ると、メキシコから来た人に話しかけられた。「How about you?」を連発しまくって会話をなんとか繋げると、彼はAC/DCが好きらしいってことがわかった。アフターショックにいろんな国から人がくることが嬉しいみたいな感じのことを言っていた。外国人と会話したい人にはホステルはおすすめだと思う。

 

晩ご飯食べていなくてお店ももう空いていない時間帯だったので、どうしようかと思っていたらホステルのキッチンでフリーフードを発見。神はここに居たのか、と思うぐらい嬉しかった。コーンフレークとポテトチップスと何かのスティックを食べた。f:id:frisk_metal:20191130225819j:image

 

シャワー入ったあと日記書いて、すぐに眠った。死ぬほど疲れた身体に久しぶりのベッドは最高だった。